オメガ・メガエラ
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オメガ・メガエラ

丸木戸マキ

性別ってなんだろう・・

ネタバレ
2025年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何気なく読み始めたら一気に読んでしまった。最初は昼ドラ風?と思ったけど、最後まで読んでこれはもう大河ドラマだわと思った。ほんとにドラマにしても全く問題なさそうなしっかりした構成。この作者さんすごい・・!
ストーリーもさることながら、人間の細部にわたる描き分けがすごい。
時代設定は明治とかそのへん?所謂私たちがよく知っているあの、男女平等ではなかったり弱者が生きづらかったりという時代。弱者も強者も貧乏人も金持ちも出てきて、でもそこにオメガバ設定がのるって・・!
オメガバ普段あんまり読まないけど、他作品で感じたことのない、性別というものに対するこうあるべきと思ってしまっている自分の感覚的思い込みがバグってくる感じ。オメガバは本来こういう事を言いたいジャンルなのか?(違ったらすみません)
ザ男の子!って風の野心も才もあるやんちゃ主人公が子供を産んで母の顔になったり、美しい姉の麗子さんが誰よりのジェントルマンだったり、その相手の当初オネエだったはずの有憲もなんだか気づいたらかっこよく見えてきたり。
そして何よりも覚醒していく伊織に感動。できる子なんだよね・・本来は!何不自由なく生まれているのに本人の気質と環境が合わないと燻ってしまうという典型?途中から伊織が痛快すぎて真宮との海辺のシーンは胸がいっぱいで泣けた。
家制度や国家の闇とか権力への抵抗とか、でもそれが盛り込みすぎでは全然なくて、とにかく面白かったです!
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