しもべの王子様
」のレビュー

しもべの王子様

たつもとみお

最高!!!

ネタバレ
2025年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『としのさ夫夫』を読んでから、作者買いです!

この作者さん、「確かに共依存で、“一般論”でいえば健康じゃないかもしれないけど、当の本人たちが幸せならそれでいいんじゃね・・・?周りに迷惑もかけてないし」という関係性を描くのがうまいなと思います。
確かに、弱い部分につけこむ的な歪なところもあるけれども、それだけでは成り立たない、「穏やかさ」があると思いました。『としのさ夫夫』でもそうでしたが、受けが弱っている時、それをも受け止めてくれる攻めがいる。それはすごく、すごく、重要なことなんじゃないでしょうか。それを誰が「共依存すぎる」と言える〜、と、共依存を肯定したくなる繊細な表現があると思います・・・すごすぎ。
『としのさ夫夫』は受けが自分のモラハラ具合に気付き、反省していくさまがおもしろかったですが、一方で「いやあこんな受けを受け止められるの攻めだけだな」という感じがするくらいには、モラハラっぽい部分にはちょっと抵抗感ありました。今作は、受けも攻めも立派な人格者だと思います。互いを傷つけないように配慮する感情的な能力もある。違う見応えがあるなと思います。しかしやはり、作者様の描く共依存が、なんともいえぬ「健康な深み」(そう!共依存なのに!です!フシギダネ)があってほんとにすごい……単行本版も出たら買いたい!!!!いま一番楽しみな連載かも。楽しみにしてます!!!!あと、受けが圧倒的ヒーローすぎて、キラキラすぎて、まじで応援したくなる。病んでここまで闘えること、現実ではそうそうないので、そこがすっとばされるファンタジーとしての漫画とはいえ、資本主義を応援したくはないですが、ビジネス復讐はがんばってほしい。
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