HOUSE
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HOUSE

奥田枠

湿度高めの昭和邦画風BL

ネタバレ
2026年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで冒頭読んで、数日経ってもこの作品が忘れられず購入。いや〜すごいものを読んだな…というのが率直な感想。

ネタバレすると近親のSMBLなんだけど、この短さで密度というか物語の濃度が高過ぎる。単行本1冊分くらいの濃さだったし、終わりに余韻があって読者にその後を想像させるのがとても上手い(私は、龍斗が父と叔父の行為を見てしまって、支配者/奴隷としての自己に目覚めてからの三角関係、この家と血の呪縛が未来永劫繰り返される、みたいなところまで妄想しました)。
結局、この血筋から生み出されるのであろう「際限のない支配/被支配欲」という怪物たちは、この家(というか檻)の中で満たされるしか方法はないんだろうな…としみじみと思わせる。

しかもあのでかい家、使用人(しかも着物)、封建的家父長制と女を囲うめちゃくちゃな父親って、おいおいどこの犬神家だよ、ここは八つ墓村か?とまで思わせる昭和感と独特な湿度。刺さる人には刺さるのではないだろうか。(パソコン使うシーンがあるので、あくまでも昭和「感」ではあるが。)

令和のこの時代に、昭和ポルノ映画感満載のBL漫画が読めるとは思いませんでした。この作品の雰囲気は昨今流行りのBL作品ではあまり見られないのではないかと思うので、立ち読みで少しでも気になった人にはとてもオススメ。

余談だけど、あの排泄物は使用人の皆さんが片付けるのだろうか…というのがすごく気になった。まぁ、あの家ならそんなことくらい驚くことじゃないのかな…。
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