風の城砦(カスバ)
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風の城砦(カスバ)

河惣益巳

その説明は、ちょっと苦しくない?

ネタバレ
2026年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの作品としてはちょっと異色の、青い瞳の呪いにまつわる神秘的な雰囲気漂うストーリーです。呪いに屈せず、勇敢に立ち向かうソレイユはカッコいいし、キリリとした男装と女性的な装いをした時とのギャップも魅力的。呪いの謎は解けたし、呪いも(おそらく)断ち切れたのは良かったけど、「ラ・コンテス・ブリュー」の持ち主の女性がみんな不幸な死を遂げたのは偶然、とするのはかなり苦しく不自然な説明に思えました。それで読者はみんな納得したのかしら?謎だ。
本筋には関係ないけど、ソレイユがソルボンヌ大学に顔を出した場面にのちのキュリー夫人(ポーランドからの留学生で物理学を専攻しているマリー・スクロドフスカ)がチラリと出たのが、個人的にはちょっと嬉しかったです。子供の頃に、彼女の伝記を読んで感動したので(笑)。
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