このレビューはネタバレを含みます▼
作者のニ三先生のことはWEBで活躍されているころからファンでフォローしていた推し作家様です。
アルファポリス第12回BL大賞の投票期間にリアルタイムで本作品を読んでいた身としては、小説部門大賞・読者賞受賞作品を獲得した時は思わず「やったー!二三先生すごすぎる!」と叫びました。他にもたくさん人気作品が群雄割拠している中で大賞受賞ってほんとにすごいことですよね!まだ読んだことがない人も、webで読んだことがある人も、ぜひ商業出版された単行本を読むことをおすすめします!イラストがストーリーにマッチしているし、その後のイチャイチャが描かれた番外編が最高です。攻めの団長オウギュストは硬派な男かと思ったら、番外編ではとんでもない想像をする変態(褒め言葉です)であることがバレましたね!笑 いいよ!その方が好き!
① 世界観について。
シリアスになりすぎない絶妙なゆるさから、作者様のセンスの良さを感じます。主人公たちが生活する世界は、主人公イヴォン曰く「センスが悪い」BLゲームが舞台となっています。他のレビュアー様達がコメントしているように、18世紀ヨーロッパ風世界観に埼玉の地名が使われており、思わず笑ってしまいます。また、作中のゲーム制作者が女子ウケを狙った埴輪の魔物(人型、馬型、家型とバラエティに富んでます)が何ともシュール。でも安心してください。埴輪はちゃんと悪いやつなので、真面目に浄化してますので!埴輪はゆるキャラじゃないです。ただ埴輪なだけ。センスわるくておもしろい。(笑)
② 受けのイヴォンが、前世持ち悪役聖職者なんですが、傾国の美人なのに無自覚お色気おにいさんでケシカランのです。儚げ敬語キャラ(中身は男前な性格)って、ギャップ萌えですやん。そして中身も至って真面目(というか前世も今世も社畜として調教ズミ)だから、真剣に悪役破滅ルートを回避しようと頑張る姿も好感がもてます◎頑張る美人は応援したくなりますよね!そりゃぁ攻めの騎士団長オウギュストも陥落するはずですわ。
最後はオウギュストの愛ある策略で、主教から副団長へとジョブチェンジします。最後にやっと話し方が、敬語から、素朴な素の喋り方にもどるのですが、イヴォンの素直な内面が表に出ていてかわいい!
個人的に番外編で判明した王太子のイヴォンへの執着が意外でおもしろかった!「王太子よ、お前もか、、、」