ホタルの嫁入り【単話】
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ホタルの嫁入り【単話】

橘オレコ

飯も忘れるほど夢中になる

ネタバレ
2026年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本が無料期間で一気に読み、単話の最新回まで追いつきました。こんなにご飯も忘れるくらい夢中になって読んだの久しぶりです。

後藤進平というキャラクターが魅力的すぎました。進平みたいな人物は敵側やサブポジションにいる人気キャラの印象なのですが、主人公なのも新鮮。本気で恋するとこうなるんだ!という驚きと興奮がありました。紗都子のために命を惜しまないところがやっぱりカッコいい。圧倒的に強いし。なんだかんだ病んでるのも好き。

紗都子の武士のような精神力の強さと、誠実過ぎてもはや我儘レベルの使命感にグッと来ます。辛い中で生きてきたのに誰にも甘えない。そして、みんな彼女が大好きでなんだかんだ巻き込まれてしまう。それこそが生命力の証ですよね。ヤバい、書いてたら泣けてきた。

セオリーで行くとどう考えても幸せが見えてこない二人がどうやって幸せになるのか興味津々ですが、現時点ではめちゃくちゃ辛いです。余命というタイムリミットが…そこを無視してハッピーエンドにする物語ではないけど、本当に辛い。

そして、橘先生の描く身体が本当に好きです!美しい!骨と筋肉が綺麗です。とくに後ろ姿が…本当に存在してるんじゃないかと思うくらいハッとします。絵がうますぎて、様々な角度から描けるのがすごい。
彼は決して殺しはしないという誓いを守って行くのでしょうが、刀を持った進平は本当にカッコいい。

ロマンスが主軸だけど、それ以上のものも伝わってきます。「生きるのが夢」という台詞が刺さりすぎて画面の前に突っ伏してしまいました。本当に、生きてるだけで夢のようですよね。
もっと抱きしめたら良かった、見つめ返せばよかった、というところ思い出すだけで涙が出ます。素直になれないのは恋愛の醍醐味だけど、彼女にはそんな時間も惜しいほどだった。頼むから幸せになってくれ…。

ギャグシーンの挟み方も読んでいてすごく安心します。光春様こと“余”が出てきたときは安心しすぎてこのまま結婚してほしいくらいに嬉しかったです。康太郎も大好き。ずっと見ていたいよ!

長期連載は本当に大変だと思いますが、一つ一つのキャラクターに描き切れないほどの魅力を感じます。
本当はもっと長く続いてほしい!終わるの寂しい!

もう最終回まで見届けるしかない身ですが、どんな最後でも受け止めたいと思います。そしてアニメ化おめでとうございます!!

頼む!!
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