怖がり男子を暴きたい【描き下ろしおまけ付き特装版】
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怖がり男子を暴きたい【描き下ろしおまけ付き特装版】

ときたほのじ

構成が秀逸な力作(受け視点が無い理由)

ネタバレ
2026年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一読しただけだと物足りなさを感じた作品。
レビューを少し読んで、もう一度読んだ。
BLではあるものの、ホラー10%ミステリィ30パーセントかなと。以下、ネタバレ込みで推測書きます。

お話は攻め視点でずっと描かれてます。隣のホラー部屋に住む怖がりな男、久我に対する感情が少しずつ変化していく。
お祖母さんに家を建てたい話「俺が一から…」と「親方」から推測するに、久我の職業は大工さん。夢遊病は多分本当に昔から。ダチが教えてくれないのは「エロくなったお前に襲われかけた」とは言えないからでは…?停電と異音はホラー要素かも。
しかし久我視点は無く、深掘りされない。
この作品は攻めと読者が「久我は実在じゃないかも?」と思う部分が山場だからかと。

「不思議なくらいの高い遭遇率」も伏線の一つ。
久我の職場などの背景が明確には描かれないのも、存在感が生々しくなり過ぎるから。
部屋に住むお婆さん(幽霊)が序盤で登場しているのも、こちらの存在感を強くして「どっちが幽霊だ???」感を出すため。
叙述トリックを成立させるためだと思います。

結果、恋愛要素が60%くらいになって物足りない。けど、推理物が好きな方には良いかも。私は今は受け視点を推理して楽しむターン。
途中で出てきた女の子、「怖がってるヤツ」を何だと思ったかな?私なら「ワンちゃんでも飼ってるのかな」て思いそう。色々推理する癖がついた。

164pでBLとホラーとミステリィを詰め込んでるので、エロは少なめ。ラブは強めだと思います。ノンケなのに、男でなおかつ「幽霊」だったとしても…という高い壁を越えていくところが非常に好みです。
購入は失敗だったかな?と思ったけど、読み込んだ方が楽しめる工夫された作品でした。
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