木更津くんの××が見たい【単行本版】
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木更津くんの××が見たい【単行本版】

萩原ケイク

結末を知り無念!(ネタバレあり)

ネタバレ
2026年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本12巻で結末。ヒロインは木更津君ではなく、竜男氏と結婚したと知り、一気に購入意欲がなくなりました。自覚なく木更津君の幸せシーンを見たかったんだなと気付きました。

最初は斬新でスピード感もあり、ひき込まれました。やがてヒロインが思い込み体質というか事実確認が中途半端なまま先走りで結論付けてしまうところとか、木更津君と竜男氏との間で無駄にフラフラしてしまうのがストレスで、購入を中断。でも物語としてはよく出来ているので、結末が出たら一気買いしようと思っていました。

でも竜男氏エンドと知った時、なあんだ、つまらないと思ってしまい(ヒロインではなく)“木更津君の”幸せシーンを見たかったんだと気付きました。自分にとってこの物語の主人公はヒロインではなく木更津君だったんだなと。

竜男氏は自分本位な男だし、やや序盤に何より元嫁と元義父に対する対応が、ヒロインに対する重大な違反行為。そしてその事態の重さを大して認識していないのがさらに悪い。個人的にはレッドカード。即退場していただくしかない、関係を決裂させる決定的な出来事でした。

木更津君は優しく常に思いやりの人、自分の事より相手の幸せを考えてしまう人。かと言って無責任な優しさとは違います。自己研鑽に励んで、有能で、責任を伴った立派な社会人です。そんないい人だからこそ無意識に応援してしまっていました。けなげな可愛げがある人なのです。結末で急に脇役感があるのも悲しい。幸せに輝く笑顔が見たかった!

ヒロインは紆余曲折しながらも、常に懸命なところは好感が持てます。竜男氏を選びますが、傍目には木更津君との方が幸せになれた気がします。竜男氏とは磁石の同極の様で似すぎなのです。竜男氏は容姿や言動は男らしく見えますが、真の男らしさ、つまり包容力は見かけ程なさそうに思えます。

いずれにしましても「大作」であることに変わりない。この物語を世に送って下さった作者様に感謝です。感謝を込めて星5です。
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