オメガ嫌いの英雄大公と離婚を目指す内職花嫁
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オメガ嫌いの英雄大公と離婚を目指す内職花嫁

滝沢晴/奈良千春

運命の…出会いであり番である二人

ネタバレ
2026年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何だか色々とツボに入りましたし、好きが溢れてしまう上に面白いという…控えめに言って最高な作品でした。素直で純粋で可愛いシリルは、悪意のある者とない者と、玉石混交の言動や行動などを常に前向きに捉えて頑張ります。ハッキリ言って、細かな設定や伏線など透けて見えるし読めるんですです。それでもシリルに感情移入してうるっときてしまいました。

とんだ誤解から入る結婚生活も乗り越え、恋愛における心の機微以外は完璧なエセルレッドの心の錘、トラウマさえもなくしてしまうえるシリルは、本当に愛すべき素晴らしい存在だなと思いました。

今回のテーマである「すれ違い」は、作家さんによって色付けがしやすいと思います。それこそ心が削がれるような激重〜軽いものまで。タイトルで不穏な空気を醸しつつも、先生の作風は明るいことを期待していましたが、想像以上に面白かったです。グッとタイトルに引き付けておいてからの納め方も楽しめました。

気になるシーンやセリフはたくさんありますが、一番は「◯茎の件は〜」です。読みながら、こんな吹き出しそうなセリフを、この場面で何食わぬ顔してよく言えるな…と思いました。あとがきで同じセリフを先生も一番気に入ってると仰っていたのが印象的でした。我ながらポイントを押さえられてて素晴らしいと自画自賛してしまいました。
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