奥様に捨てられた伯爵様~虐げられてきた奥様は、思い切りよく第二の人生に向かいます!~
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奥様に捨てられた伯爵様~虐げられてきた奥様は、思い切りよく第二の人生に向かいます!~

セメント食べ太郎/三輪有利佳

これは離婚一択!まちがいなしでしょ!!

ネタバレ
2026年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ この夫、クズ過ぎる…。

単話版の無料分を読みました。
プロローグで妻から離婚を突きつけられて不甲斐ない姿を晒すクズ夫が印象に残りすぎて、物語の掴みの良さに、ほほう…と感心。
第1話から何故こうなったのかを振り返りながらヒロインである妻ローズの視点で進む物語が面白すぎて、これは単行本化されたら購入するしかないねっと思っておりました。

そもそも没落寸前の伯爵家、貴族学院もまともに卒業できず、家格と容姿がいいだけで然したる能力もない、見栄っぱりで僻み根性丸出しのつまらない男が、豊かな家庭で育ち、愛らしく堅実で教養もあり、慎ましやかな申し分ない妻にコンプレックス刺激されて、着飾ることも許さず、権利を与えず、妻の産んだ嫡男まで一緒に蔑ろにし、若い女と浮気する。
うん、これは、まちがいなく立派なモラハラ夫!
まさに離婚一択!これっきゃない!!

理不尽な仕打ちに10年晒された妻のほうは当然自己評価も下がる、そしてクソみたいな相手でも評価してほしくてますます耐えて過剰適応しようとする。夫から顧みられず、婚家で使用人にまで軽んじられてることを実家の家族たちに知られたくない矜持もあり、助けを求めることもできない。悪循環のスパイラル。耐えれば耐えるほど相手のいいようにされるだけだけど渦中のヒロインは客観的に見られないからなかなかそれに気がつかない。

このままではいけないと気づいたきっかけは愛息。やっぱり母は強い、愛息のために戦う決意をするローズ。昔馴染みとの再会とその彼の助力もあり、実家にも助けを求めることができるようになって、そこからローズが本来の自分を取り戻していく、そして昔馴染みの彼との新しい関係に期待が持てるフラグが見え隠れしている。クズ夫と別れた後のローズと愛息の未来は明るい。

物語のもうひとつの軸であるクズ夫と愛人、舅姑、使用人たち伯爵家の凋落も楽しみだなぁ。続きが待ち遠しい。

作画も綺麗でちゃんと美形なのに表情豊か、特にクズ夫の品のなさがいい味出てます。

おまけマンガのクズ夫のケツの毛むしり取られるネタはお気に入りです。買って良かった。
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