雪原の月影
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雪原の月影

月夜/稲荷家房之介

出会いと別れに感謝したくなる物語

ネタバレ
2026年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ クルベール病という病のために廃された元皇太子が、追いやられた雪深い僻地で頑張る話と思いきや、そんな簡単なものではなかった…人との出会い、生きる意味、逃れようのない死と別れについて考えさせられました。領地を立て直すというエルンストの強い覚悟と、それを支えるガンチェの深い想いが、泣きたいほど痛ましく、実際、2人の別れは号泣しながら読みました。作者様は、苦しい時、読者の声に励まされたと言っておられましたが、私は今後、死について思いを馳せる時、この作品をまた読みたくなると思います。
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