「仮門 消えた少女―10年目の真実
」のレビュー

仮門 消えた少女―10年目の真実

鳩ヶ森

モヤモヤする

ネタバレ
2026年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ どんでん返しに次ぐどんでん返しを楽しむ分には良い作品だと思います。ただオチにはモヤモヤが残りました。
事件の全容は明らかになるのですが、登場人物たちが爽やかな顔で終わっている事に違和感をおぼえます。生きてる人間は前に進んでいかなきゃいけないとはいえ、被害者の死に際を考えたら可哀想すぎてあんな清々しい顔で終われないと思うんですが…。みんな10年も苦しみ続けたからもう解放されたい気持ちの方が強くなってしまっていたのかな。被害者の死に関して直接的な原因を作った人が誰にも咎められていない事にモヤりました(年齢と精神不安定って事で全部帳消し?)。「ざまぁみろ!」の台詞もクソ野郎に投げかけているとはいえ、亡くなった人たちに対して不謹慎に感じてしまいました。
ミステリー要素は良いと思うんですが、もう少し心情的な配慮があると読みやすくなると個人的には思いました。
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