后と河
」のレビュー

后と河

山中ヒコ

河が繋ぐ皇帝と臣下の愛…神作品です!

ネタバレ
2026年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中国が舞台の歴史ものBLで、まだ完結していませんが、面白くてドキドキしてBLとしての満足度も高い神作品です!

ストーリーのモデルとなっているのは、後漢時代。
明帝ならぬ「名帝」が治めている国家の大きな悩みは、黄河ならぬ「光河」の氾濫でした。
独学で治水を学び研究に没頭していた貴族の王景ならぬ「王佳」は、ある日宮廷に呼び出されます。

そこで皇帝から、極秘裏に妹の代わりに入内し、日中は役人として治水事業に従事し、夜は自分と治水工事について語らうことを命じられるのです。
内心「?」と思いながらも、光河の治水のためならと、素直に女装して後宮に入る王佳。

寝所で皇帝から触れられても添い寝されても、「規則なのだ」と言われれば素直に納得してしまう、王佳の世間知らずな天然っぷりが初々しいです(笑)

不器用な上、言葉足らずな癖に思ったことをすぐ口にしてしまうので、役所の人間関係も皇帝との関係も思うようにいかず落ち込んでしまう王佳。
しかし、皇帝から助言を受け、少しずつ王佳は変わっていきます。
でも、役所の皆と打ち解けたら、今度は皇帝が嫉妬の感情を抱くように。

そもそも、どうして皇帝がここまで王佳に執着するのか?
皇帝が王佳を入内させた本当の目的は?

その謎は1巻終盤で明かされるのですが、皇帝の一途な想いがこれまた尊いんです。

ですが、二人の関係はなかなか進展しないまま、2巻に突入します。(2巻で、1巻ではまだ〇〇できてなかったことが判明したのが衝撃でした笑)
ようやく良い感じになったと思ったら、再び王佳の不用意な一言で二人はすれ違い、そのまま王佳は役所の仲間たちと1か月にわたる治水工事の現地調査の旅へ。
そこで大きな問題に直面し、自分の考えは机上の空論だったと落ち込む王佳でしたが、その王佳に一筋の光をくれたのは皇帝でした。

自分の皇帝への気持ちに、ようやく気付いた王佳。
都へ戻り皇帝に自分の想いを告げ、やっと二人が心身ともに結ばれようとするところで!なんと!2巻が終わってしまうのです!(涙)

3巻が待ちきれません!

王佳を長年にわたって見守ってきた、皇帝の執着ラブもたまりません。

時に王佳を守り、時に王佳の〇〇を妨害し…と、皇帝の独占欲丸出しの愛がとにかく尊いんです。(それなのに手が早くないのがこれまた良し!)

全力でオススメできる神作品です!
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!