千年紀末に吠える恋
」のレビュー

千年紀末に吠える恋

みよしあやと

切なく儚い中華風BL

ネタバレ
2026年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の天陽は幼い頃から一緒に鍛錬をしてきた雨流に恋をしているが、ある戦で雨流は敵の襲撃にあい亡くなってしまう。亡くなる直前に雨流も天陽のことを愛していたと分かるのだが、ここも切ない、、、。雨流の登場シーンは多くはないのだが、少ないシーンでも雨流という人の素敵さを感じることができる。

また、天陽と欠月の関係性も切ない。天陽にとって欠月は、ずっと大好きな人(雨流)の見た目をした、人間のことをまだよく知らない死器。しかし、だんだん、まっすぐに愛を伝えてくれる欠月にも惹かれいる、、、だが相手は死器であるため、こんな感情を持ってはいけないと悩んでいる。一方欠月は、天陽に惹かれていくが、天陽が好きなのは雨流であるから、自分はこの身体を早く雨流に返した方がいいのではないかという葛藤を抱えている。 互いに惹かれあっているのだが、それぞれその感情を素直に認めることができない事情を抱えている。そのもどかしさに胸が切なくなる。
切ないと思う一方で、天陽に対する愛を素直すぎる方法で伝える欠月やそれに分かりやすく照れてしまう天陽など、それぞれが可愛い一面を持っているためきゅんきゅんするシーンも多くある。
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