このレビューはネタバレを含みます▼
名作【なまいきざかり。】で有名なミユキ蜜蜂先生が描くBLです。
少女漫画好きでなまいきざかり。を知らない人は居ない、それくらい少女漫画界で有名な先生のBLってどんな感じ?と思ってこのレビューを開いた方もいるでしょう。そんな方に一言申し上げます。『ミユキ蜜蜂先生はどんな土俵に立っても裏切らないッ!!!』これに尽きます。ずっと少女漫画の世界で育ってきた方も多いことでしょうから、BLというまたひとつ違う世界への敷居の高さのようなものを感じる方もいるでしょう。この【営業ですから】という作品はBL界における特殊なジャンル(オメガケーキなど)は一切入っておらず、普通の世界にいる普通の男の子2人の恋愛が描かれています。なので初めてBLにチャレンジする方もとても読みやすい作品だと思います。
ミユキ蜜蜂先生の画力は私が力説しなくても周知の事実だと思うので、この作品について少しだけ。
BLには攻めまたの名をタチと、受けまたの名をネコという2人で成り立ちます。少女漫画でいうとタチが彼氏でネコが彼女ですね。
この作品はネコの廉が大学で目立ってチヤホヤされたいという邪な発想でタチの一清にタイトルにもある通り"営業BL"を持ちかけるところから物語はスタートします。みんなの前でいつもイチャイチャして場を湧かせていたある日、空きコマに廉が1人自習室でウトウトしているところに一清が来てキスをします。営業BLと言ってもボディタッチくらいで、キスなんてしたこともないですし、第一誰も見ていない部屋で一清からキスをしてきたことに廉は驚きます。しかし一清にはその場ではサラッと流されます。けどそこから鈍感な廉でも一清の自分を見るときの目に違和感を持ち始めて物語が進んでいきます。そこからは曖昧で親密な2人の関係とみんなの前での営業BLが同時に続きます。自分だけを大事そうに見てくれる一清、と思っていた廉だがひょんなことから女の子2人と遊園地デートすることになり、女の子を構う一清を見て廉の心がザワついて上の空になっていた時、園内を走る機関車にぶつかり(笑)そこで解散になります。その後一緒に家に帰った一清と廉ですが、まだ廉は自分以外を構った一清の行動にモヤモヤする心が晴れておらずそれをぶつけます。そこからはまあ、はい、読んでください。幸せが広がって大気圏突き抜けます。
ありがとう、BL。
ありがとう、ミユキ蜜蜂先生。