ヘンタイSubくんは待てができない
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ヘンタイSubくんは待てができない

蝦夷森わに

全人類に届け〜

ネタバレ
2026年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 蝦夷森わに先生、デビュー作『部族オメガバース』が最高傑作なので、Dom/Sub初心者ですが単話から追ってました。
まず引き込まれたのは個性豊かな魅力的なキャラクター。
sub攻めの飛鳥はガタイが良くてイケメンなのに、大好きな人の前では人間性が変わるギャップの面白さ。初恋の人が好き過ぎて、ちょっと斜め上行くヘンタイチックな様子が笑いを誘います。コマンドを受けた時、子供のような素直な返事と幸せそうな表情がたまらなく好き。やる事なす事可愛くてツボにハマって楽しくて、飛鳥の魅力にすっかり虜です。そうかと思えば、欲情した時の雄みが溢れた姿にはドキドキさせられて、ギャップ萌えのキャラクター像の描写が素晴らしいです。
そして、飛鳥の想い人・Dom受けの京一。後天性Domでコマンドが激弱で、支配する支配されるという関係性に苦手意識を持つのですが、飛鳥に猛烈アピールを受けながら徐々に開花して、覚醒して解放されて行く様がとても良い。飛鳥に対して沸き起こってくる感情が、果たしてそれがDom性による本能なのか、バースには関係のない本来の感情なのか…とても読み応えのあるDom/Subで、初心者の私にとっては京一と同じように考えながら、なるほど納得の答えでした。京一が自分の気持ちに気づくまでの過程が、とても良かったです。
ラブコメの笑いの要素と、恋模様の展開と、プレイやエロがバランス良く散りばめられて最高のDom/Subでした。
Dom受けの京一、飛鳥を受け入れる為の描写が、飛鳥と共に読者をも煽ってるよなぁという感じでノックアウトです。合掌。

単行本化にあたり、1話はネームから切り直したとの事で、全体的にも加筆修正されていました。単話追いしていたので、その違いも楽しめました。

とにかく、みんな読んで下さい。ハマるから。
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