神仙桃娘 宮廷の贄
」のレビュー

神仙桃娘 宮廷の贄

上地優歩

甘くて苦しくも愛おしい

ネタバレ
2026年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻の新刊がピックアップされていたところ、表紙の美しさに衝動買いしてしまいましたが、大正解!
中華風後宮ファンタジーの立ち位置なのかと思いますが、白太子と白桃娘のじっくりと育つラブストーリーに、久し振りに心が震えました。
太子がそれぞれ家柄の良い正妃を迎えていること、現在の帝に桃娘が侍っていないこと等も考えると、二人の愛が今後も順風満帆ではないことが予想され、今後の展開が気になって仕方ありません。

白太子に大事にされ、自分の心や身体が変化すればするほど、白太子から見放される可能性が怖くなる。それは恋だよと扎熱に伝えたくなってしまいますが、春燕が示唆したことも真実を含んでいる。それでも、2巻の狩りの話では扎熱の内面の成長という変化も感じられたので、過去の遺恨と向き合い、受け止め、全部抱えながら、自信を持って子晶を求められるようになるまで、扎熱には強くなっていって欲しいなと感じました。

白太子の真っ直ぐな感情に救われます。できれば幸せな愛の結実を迎えて欲しいです。
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