シュガードラッグ 【電子限定特典付き】
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シュガードラッグ 【電子限定特典付き】

頼長

唯一無二の世界観

ネタバレ
2026年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ〜面白いです。キレちゃってる世界なんだけど説得力があるので何の不思議もなく見れます。寧ろ世界観が神。
そしてそれを構成してる作者様の言語表現がお見事。言葉選びが上手いというか。言葉ひとつひとつ拾って。読み手のなかに書きたいものの複雑な世界観を寸分の違いなくちゃんと構築できる感じ。読み手に「こうですよ理解してます?」みたいな確認作業までして気持ちよく読めるようにしてくれてる気がする。
特に三角関係は地雷というか多くの方が素直には受け入れられない筈なのに、後付けの理由まで表現してちゃんと読み手の読後感をフォローしてる。要は「いや、金指×玉森の世界でしょ」という多くの読み手の暗黙知を「この関係なら三角のままエンドにしていいかな」にまで押し上げるテクニック。東間は私的には当て馬で第三者で、最後は美しく引いていただきたいしなんなら玉森とヤって欲しくないという考えをギリギリのラインで「まあえぇか」にさせるパワー。表現力。の為に犬なのよね。
金指の表現したふたり(3人)の数値がお見事でした。私的には読んでて東間んな高くないやろ、と思ってたけどそこでまた作者様に線を引かれた気がしました。いい意味で。東間は75なんですよね〜という。ならこの関係致し方ない、という。こちらへの配慮?笑 うまい。
1巻目読んで暫く読んでないとこに来た2、3巻。まるで1巻目はフルコースの前の前菜だったのか?!いや前菜豪華すぎるやろ、的な話でした。天木主席がもー、ツボ。あの髪型だし王道じゃないしなんなら偏屈なので好きになれないタイプなのにまあカッコよくなるよね。薬学編で春を陽介が「上げマン」と言って憚らないけど、そのひと言に集約される。春くん見てると好きってことが身体から溢れて相手にぶつけ続けるのって最高の幸せ状態なんだなって再確認します。上げマン春と偏屈の天才、天木主席の甘酸っぱい恋の話が1巻目です。
そしてそこで恋敗れた方たちのその後が描かれるのが続刊。陽介がね、恋と行為を完全に分けてて、なのにあんな甘々セッができちゃうのが。タフですわ。週3でほぼ毎回3発はやばいやろ。
みんな割と線細くて生まれたときから頭脳派なのよね、って造形の比較的可愛い絵柄なのにたまぁに狂おしいほど視線に妖艶さとか強すぎる感情が表現されててお上手だなって思います。
全て含めて作者様の世界観にどっぷりしてほしいと思います!倒錯!
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