恋も愛も欲しくない
」のレビュー

恋も愛も欲しくない

金井桂

愛や恋じゃなくても唯一無二のパートナー

ネタバレ
2026年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 有名パティシエの森川×恋愛感情が分からない人気イラストレーター・朝。仕事相手の有名パティシエ・森川が自分の陰口を言っているのを聞いてしまい、腹いせにヤリ捨てして溜飲を下げた朝。てっきり怒っていると思っていたのに、再会して朝の素性を知った森川は丁重に謝罪してきて、さらに熱烈にアプローチされてしまう。森川に好感を持っても、そもそも恋愛感情を持たない朝には気持ちを受け入れることができない。アロマンティックってうっすら聞いたことあるかなあ…くらいの認識なので、二人の関係を恋愛とは少し距離を置いて見るのは私には正直難しかったけど、非常にセンシティブな内容ながらカラッと明るい朝と思慮深い大人な森川のやり取りが心地良くて楽しく読めました。二人とも慎重に距離を計りつつ関係を模索していて、その上で出した朝の結論を堂々と受け止める森川の懐深さ、底なしの愛情に感動すら覚えた。恋でも愛でもそうじゃなくても、出会うべくして出会えた唯一のパートナー。友人の結婚も清々しく受け止められて、最高の大団円でよかった。結果を出してるシゴデキ同士なのもいい!
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