傷物令息は嫌われ不死公爵の身代わり夜伽で愛を知る
」のレビュー

傷物令息は嫌われ不死公爵の身代わり夜伽で愛を知る

篠崎一夜/香坂透

耽美なダークファンタジー

ネタバレ
2026年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にはめちゃくちゃ面白かったので☆5ですが、人を選ぶ作品でもあります。
まず、ライトにBLをサラッと読みたいな人には不向きです。独特な雰囲気や用語、退廃的な空気、ときにホラー描写、難解な言い回し、建国の話が入り混じったりと、読み馴染むまで時間がかかると思います。
篠崎先生のファンの方にはオススメできます。いつもの篠崎節ですが、いつもよりエ〇は控えめです。中ごろに一度あって以降はないんですが、挿絵はエッチだし攻がなんか普通に獣体です(私は好きなのでこれは良い点です)。

世界は、まるで神話世界から人の世になった、その次世代のような感じを受けます。
全てを食らい進軍していた蝗の王、それを打倒した黄金王と共に戦い不死になった男(攻)、現王の命により婚姻という形で不死の秘密を探りにきた主人公(受)、彼の妹に対する捨て身の献身、兄に献身をやめてほしい妹の嫌われようとする悪辣な態度、兄妹と彼らの母親をかつて襲った犬に似た悍ましい存在、夜ごと現れる怪鳥、毒の樹、母に執着しすぎている父、人を弄ぶ理解できない邪悪な者たち、愛ゆえの葛藤、狂った王、そしてコーギー……。

そう、コーギーです。喋ります。あるいはフワフワの食パンかもしれませんがかわいいのでどちらでもいいです。このミスマッチ感がかわいいやら面白いやらでクセになるので何度か読み返しています。
面白すぎて主人公と攻とコーギーが何事もなく旅してるだけの続編が出ても秒で買うと思います。主人公と攻のイチャイチャ編も見たいなぁ。面白かったので読みたりなさがあります。
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