未亡人エレンの幸せな人生
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未亡人エレンの幸せな人生

マチバリ/さらちよみ

男を必要としない人生も悪くないじゃない。

ネタバレ
2026年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛されず、求めても愛させてもらう暇もくなく、与えられた役割をひたすら果たす、主人公エレンの人生が辛い。
尽くせばいつか愛してくれると思い報われなかった実家族との関係。
手腕を買われ、妻(あるいは義母)という名の実務者として扱われた婚家での生活。
逃げ出した先で出会い、自ら望んで手に入れた血の繋がらない愛息との疑似家族としての日々。
エレン本人の気付かぬところで元義息や王子様、辣腕商人から想いを寄せられ、逃亡後のエレンはモテモテな状態だけど、今の穏やかな暮らしぶりを考えるに男いなくても充分幸せじゃない?
元義息に至っては今さら愛してるって言ってもなんだか対象外な気もするし、出遅れた王子様とかどうなんでしょうね。
逃亡先で出会った辣腕商人はいい人そうだけど当て馬臭がするし。
結末までどうなるのかなぁとは思うけどあんまりどきどきのトキメキは感じない本作品。
男を必要としない人生も悪くないんじゃないの?って穏やかな気持ちで受け止めちゃった。
マチバリ先生の作品は復讐譚とかヤンデレ溺愛物とかいつも楽しく拝読してるけど、こういうテイストの作品もいいですね。もともと構成がお上手な作家さんなので穏やかながら楽しめました。
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