嫌よ嫌よも、恋のうち
」のレビュー

嫌よ嫌よも、恋のうち

はやし燈

臆病なイケメンのはじめての恋

ネタバレ
2026年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメンであることを隠し、周囲と距離を置いて高校生活を過ごす幸。
一方、孤立を恐れて周りに気を遣い続けてきた白良。
正反対のようで、どこか似ている2人は互いに惹かれていく。

過去の失恋から、自分がゲイであることに悩み、恋に臆病になっている幸。
そんな彼にとって、初めて自分を受け入れてくれた白良の存在は特別で、だからこそ強引にでも繋ぎ止めようとしてしまう。
しかし白良は、自分に自信がなく「なぜ完璧な幸が自分を好きになるのか」と戸惑い、思わず距離をとってしまう。
そのすれ違いが切なくもリアルに描かれている。

普段は周囲に合わせて流されてばかりの白良が、凛とした幸に惹かれていく過程やイケメンでありながらこの恋にしがみつく幸の必死さが、胸を締め付けられる。
特に、幸の執着や嫉妬すら愛おしく感じる描写がたまらなく好き。

イケメン×臆病×一途
というギャップにキュンとする作品。
王道のBL展開ではありつつも、心の揺れや葛藤が丁寧に描かれていて、最後まで引き込まれる作品でした。
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