このレビューはネタバレを含みます▼
ついに最終巻、、。優しくて、自然と人が頼りにして集まってくる人望のある生徒会長の朝日。でも、男が好きな自分をずっと隠して生きている息苦しさから、卒業したら広い東京に出て自分らしく生きたいと思う程、地元では心を抑えて生きていたのに、無愛想な後輩の飛騨に秘密がバレてしまう。上辺の笑顔でなく、照れたり危なかっしい、本当は可愛い朝日の素の魅力を知って、初めて人に本気で惹かれていく飛騨。朝日の秘密を共有し、二人だけの体の触れ合いを重ねて行くごとに、お互いの心も触れ合って高まっていく繊細な恋の心情に、すごくトキメきます。
付き合い始めてからは、朝日の素直で真面目な危なかっしさを、正直で周りに惑わされない飛騨が、包むように支えて、自分を解放できる幸せを感じる朝日。好きな人が、自分に見える世界を変えてくれる喜びに、心からの感謝と有り難さを感じる、キラキラした幸福な恋愛。そして将来の進む道に直面した時、何が自分にとって一番優先したいことなのか、自分の気持ちと相手への理解をより深めていく。
諦め気味に自分を抑えていた朝日と、誰にも本気になれない付き合いをしていた飛騨が高校で出会い、真剣な恋愛と共に大人になって、二人の居場所を見つけていくまでを堪能できる作品。すごく良かったです。二人の将来の形が見えてから(3巻の途中)は、それに向けて時間がまとまって過ぎていくので、親への挨拶や飛騨の地元での職の話は、ぜひ続編で読みたいです。