ごちそうさまが言いたくて
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ごちそうさまが言いたくて

田倉トヲル

田倉トヲル先生、おかえりなさい!

ネタバレ
2026年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『のみしば』の新刊が発売されず心配していたところ、こちらの新作を見つけて大喜びしました!

田倉トヲル先生、おかえりなさい!そしてコミックシーモアさん、田倉先生の新作を届けて下さりありがとうございます!

47頁ですが、田倉先生らしく一つ一つの場面がとても丁寧に描かれており、ページ数以上の内容&満足度でした。

まず、主人公の夏目と栗丸が超イケメンです!

『のみしば』では男子高校生にふさわしい繊細なタッチだったのに対し、こちらは主人公が大人の男性らしくしっかりしたタッチで描かれています。

料理好きで自作のお弁当をいつも会社に持ってきている夏目が、菓子パンやコンビニ弁当など不摂生な食生活をしている栗丸に、1ヶ月限定でお弁当を作ってあげる約束をするというストーリーなのですが、とにかく描写や人物設定が丁寧で奥行きがあるので、非常に読み応えがあります。

趣味が充実していて仕事も順調、身体の相性がいい恋人もいて、自分は幸せだと思いながらも、どこか小さな引っ掛かりを感じている夏目。

その引っ掛かりが、誰でも心当たりがあるような、でもつい見過ごしてしまいそうな小さな小さな棘で、これを自然にストーリーに組み込んで表現してしまうところに、田倉先生の非凡な描写力を感じます。

また、夏目が栗丸にお弁当を作るにあたり、いろいろと対策するところが完璧主義すぎて笑えます。

そして、しばらく経ったら「次のフェーズに移ってみるか」と対策をやめるのですが、「お前とうちのキッチンの菌仲よしじゃないから」とか「夏目んちのキッチンに許されたってこと?」というセリフに、ほっこり癒されます。

「いただきますます」といい、田倉先生の言葉選びは本当にあったかくて、大好きなんですよね。

お弁当契約残り3週間で、夏目と栗丸の関係がどのように進展していくのか、2巻以降も楽しみでなりません。

このように、本作も唯一無二の田倉トヲル先生ワールド全開なので、絶対購入して損はありませんよ!
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