これは！

世にも奇妙なBLですね！オチがちょっと、え、どういうこと？ってスッと意味がわからないところも似ていますが、不思議な世界に入り込む感じ、好きです！
私は普段はBLは甘々のハッピーエンドしか読まないのですが、知人のおすすめで手にとってみたところ、うーん、なんか全話ハッピーエンドじゃないっちゃない！けど、すごくわかりやすくバッドでもない…非日常すぎて共感には遠いところにある、ちょっとマッドな世界です。でもそうなってくると、もっと思いっきりいってほしかったところもあり、甘すぎず狂いすぎず、が中途半端な印象。（表題作とか）
あと、場面転換や夢幻と現の切り替わりがわかりづらく、それでいい意味での混乱が起こらずに、さらーっと読めてしまったのは残念でした。
表題作は、勝手に期待していただけにラストががっかり。
おじさんと若者で一冊、じっくりねっとり深く描いてって、最後思いっきり狂ってたら最高だったな！と、ハッピーエンドしか読まないと言った同じ口（指）で言います。