『理想の花嫁を探して幸せにして差し上げます』と言ったら、そっけなかった婚約者が何故か関わってきますが、花嫁斡旋頑張ります【単行本】
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『理想の花嫁を探して幸せにして差し上げます』と言ったら、そっけなかった婚約者が何故か関わってきますが、花嫁斡旋頑張ります【単行本】

雨宮皐季/西根羽南

明後日の方向に頑張る婚約者が可愛くて。

ネタバレ
2026年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 某「おひとり様には慣れましたので。」にちょいと似ている。似てはいるが、こちらの彼、ギルバートは無自覚では無く、ヘタレが故に婚約者を放置した不器用が過ぎる男である。婚約者であるセアラが頭は良い筈なのにギルバートのヘタレが故のよそよそしさに自己肯定感が低くなってしまい。せっかくの「真紅の薔薇」と謳われる程のレディなのに。「髪が赤いから。」などと気にもしていない。そして。変わらずギルバートの幸せを願い、自分と婚約解消した後に素敵な人と結婚できる様にと花嫁候補を必死に探すのだ。そもそも自分がどうせ政略的な結婚なのだからと卑下するくらいなら、たかが子爵令嬢が公爵家令息に花嫁斡旋出来るわけが無い、と気付かないか。バカなのか。お勉強は出来るのに、恋には疎い、鈍い。こんな愛すべきおバカさんが自分の気持ちに気付くわけ無いので。ギルが頑張るしか無いんだよ。ちょっと救われるのは周りの人達が事情を理解している良い人達。セアラが勝手に候補に挙げた平民のアイリーンは、よくある悪役令嬢ものに出て来る略奪ヒロインでは無いし。ギルを慕う侯爵令嬢もギルの真意を知って身を引くクレバーさを持っている。そして。王太子カップルが何かと心配してセアラを気にかけてくれている。描き下ろしにはストーリーを王太子視点で描かれたもの。彼は幼馴染のギルとセアラを見守っては胃を痛めている事だろう。ギルにはほんの少しの勇気、セアラにはちゃんと自分の気持ちを大事にして。ジレモダしつこく無く解決して欲しいな。
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