このレビューはネタバレを含みます▼
花杜先生の新作楽しみにしてました!
沼男子、柏木くんと天真爛漫で柏木くんオタクと呼んだ方が良い気がする杏奈ちゃん。初恋拗らせ、というのもまた違う、推しを追いかけていたら、推しが目の前に現れて?!というような、リアルチックな雰囲気もあり、でもありそうでなかった、不可思議な関係性のふたりにニコニコしながら読み進めました。
酔っ払うと全部口に出しちゃう杏奈ちゃん、かわいい。それなのに、全部思い出!今夜だけ!うれしい!でしっかりスパッとしてる部分もあって、良い意味で変な子だ!!と愛おしくなりました。変な子が好きです。えっちの時の柏木くんは本当に~に、「「沼」」の体現だと思うのですが、個人的な癖を書かせていただくと、杏奈ちゃんが柏木くんのそれに触れて、じわじわと気持ちよくなって杏奈ちゃんに覆いかぶさっていくところが、本当に、好きでして、へへ、癖ってここにあったんだなと。
柏木くんって、杏奈ちゃんにとってはずっときらきらした神聖というか、推し!アイドル!まぶしい!みたいな優しくて柔らかくて、素敵な人。なんだと思うのですが、柏木くんは学生の時の雰囲気やセリフを見る限り、その頃からきっと「今」の柏木くんに繋がるような、俺みたいなの、に繋がるような生活を送っていたんだろうな~と思うと同時に、杏奈ちゃんのことを覚えていたのも「杏奈ちゃん」という存在が今も昔もおもしろいものであったから、なのかなと想像するなどしておりました。
どのように形容するべきか難しいところではありますが、柏木くん、杏奈ちゃんを、見てるんですよね?!柏木くんの本来の性格や今まで培ってきた社交性もあるかとは思うのですが、再会した時も、常連さんたちの話の時も、杏奈ちゃんに視線をふっと暗く送って、それでも全てを嬉しそうに享受する彼女にぽかんと、目を見開いて……。ひとつひとつの視線の動きや、感情の揺れが伝わってきて、そうい意味でも沼……読者視点からの……沼……!を実感中です。ありがとうございます。
あの、柏木くんが本当に腹を抱えたように笑う時、楽しそうに笑う時、眉を下げて少し幼げというかちゃんと無邪気に見えるのは、現実ですか?!これは杏奈ちゃんパワーでしょうか?!今後の二人の進展などなど、本当に楽しみにしております!