政略より愛を選んだ結婚。 後悔は十年後にやってきた。(分冊版)
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政略より愛を選んだ結婚。 後悔は十年後にやってきた。(分冊版)

大庭ジョルジョ/つくも茄子

転落がしっかり時間をかけて描かれている

ネタバレ
2026年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公側が婚約者の浮気を静観していた理由が「媚びる能力が高く諜報員向きの女を確保するための英断だと思っていた、まさか惚れただけだっとは」なのが新しくて好きです。
徹頭徹尾において冷静であり、合理的で、引き戻されないためにさっさと第一子をもうけているのも割と珍しいのではないでしょうか。

どちらかというと婚約破棄した側の何度も段階を踏んだ転落、失望と「こんなはずじゃなかった」の確認、そして真実の愛の相手から生まれた子供でさえ愛せない王太子、既にとても愛されないような性格に育ってしまっている幼い王女が生々しいです。

じっくりしっかりと時間をかけた転落描写は大好きなので続きが気になるも、せめて打算で作られ間違った育てかたをされてしまっただけのリリアナ王女にだけはなんとか救いがあってくれないものか…とも思います。
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