冷酷参謀の夫婦円満計画※なお、遂行まで十年【単行本版】
」のレビュー

冷酷参謀の夫婦円満計画※なお、遂行まで十年【単行本版】

寿千花/戸瀬つぐみ/yuiNa

重厚なストーリーと魅力的な主人公二人

ネタバレ
2026年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつも眉間にシワを寄せ、睨みつけるように見る「鉄の参謀ラウノ」
口が悪くて嫌味と憎まれ口しか言葉にしないような恐〜い存在。仕事にも厳しく規律遵守の堅物。
けれど、照れ屋で強がりで不器用で…心根はものすごく優しくて•••
作画の古風な感じが目にとまり読み始めたら止まりませんでした!ものすっごくいい作品‼︎

10年前『カルタジア王国』と合併して『スヴァリナ国』は『州』になった。
その戦いの最中、カルタジア軍の中にいた裏切り者を探す為、捜索した船庫に奴隷として捕まっていた「ベアトリス」と出会います。
「ラウノ」が言う〝気の迷い〟で拾ってしまった12歳の少女。
不遇だった自身の生い立ちと重ね合わせ〝子供なんて面倒だ〟〝人助けなんて無縁だ〟と思いながらも放っておけなかったのです。
一方ベアトリスは、使用人として保護してもらいラウノの側にいられる事に幸せを感じています。
彼の一挙手一投足が彼女には素敵に映るのです。でも使用人として弁えなければならないと思いながらもラウノの特別になりたい気持ちは強く、それは拾われた12歳の時からの長い片思いだったのです。

そして冒頭のプロポーズになる訳なのですが・・・
世間に与える印象を和らげる為、仕事より妻子を優先する愛妻家になり、夫婦円満で穏やかな生活を送っていると世間に知らしめる為だと滔々と語るラウノですが、真実は・・・(単話15話分読了済み)
結婚は任務だと納得し、偽装結婚の妻役をラウノとずっと一緒にいる為果たそうと決意するベアトリス。
そしてラウノの新しい任務として、10年前に合併した『スヴァリナ』総督として着任。
スヴァリナ出身のベアトリスはカルタジアに反感を抱く地元民の印象を良くする為、妻として任務に協力するのだと決意も新たに赴くのです。

ベアトリスの胸に重く残る回想のシーンのアレコレ。スヴァリナ語で書かれた「眠りの竜と姫君」は誰が・・
一度最新まで読み進めて再度読み返してみると、回想部分で沢山の伏線が張られているのがわかります。

二人が結婚(すごく簡素でキスも無しだった)し、初夜のシーン。甘々ではないけれど二人の幸せが溢れる場面。
原作ではもっと詳細な描写があるとか・・・♡

コミカライズがとっても気に入ってはいますが、原作も勿論読ませていただく予定です。完結を見届けて、心穏やかにコミカライズを追いたいと思っています。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!