ウルの森の魔女【描き下ろしおまけ付き特装版】
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ウルの森の魔女【描き下ろしおまけ付き特装版】

そうだすい

生前も死後もリナリアは嫌な女だよ

ネタバレ
2026年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「魔女は嘘を吐いてはいけない」
魔女だった亡き祖母の言い付けを守れなかった半人前の魔女ルチル。
森の番人シキと街のお嬢さんリナリアという2人の友に支えられながらウルの森で薬草を作りながらひとりで暮らしていたけど、成人となる誕生日、一人前の魔女として初めて行った占いでリナリアの強い想いに屈して彼女を悲しませまいと嘘を吐き、死んでしまう。
しかし、何故か誰もいない家で目覚めるルチル。
家を飛び出し、向かった森番の小屋で出会ったのはシキそっくりな領主の弟のシキ。
魔女は領民から忌み嫌われ、森の中でひっそり生きる異質な存在。
死に戻った世界で出会ったシキは当初はルチルを遠ざけるけど、自分の中に芽生えた自分ではないシキの感情に突き動かされ、戸惑いつつも彼女を受け入れ、庇護していく。同じ世界線にはリナリアも存在したが、こちらはルチルを忌むべき魔女として、そして愛するシキに近づく女として排除に動く。領主に捕まったルチルの身に危険が迫るところで1巻終了。
死に戻りものだと生前の過去に戻ってやり直し系が多いけど、この作品で主人公が飛ばされたのはパラレルワールドなのか、それとも昔の世界か、あるいは未来の世界か、どこの世界線なんだろうね。
同じ領内にフィンの湖の魔女がいるけど、こちらの魔女は何か関係しているのか?そもそも魔女と森の番人の関係って何?ルチルが死んだらシキも死んだとか、何故?魔女の系譜はどうやって血を繋いだのか?魔女が迫害されるに至った理由は本当に領民たちが伝え聞く理由なのか?領主の館で見たたくさんの魔女たちに何が起きたのか?疑問と謎がいっぱいで続きがとっても気になる。
それにしても生前世界の友人リナリアは、本当にルチルの友人なのか?シキに想いを寄せていたことから、シキ狙いでルチルのとこに来てたんじゃないのかねぇ。ルチルとシキの関係を羨んだり、嫉妬する気持ちきっとあったんだと思うけど。占いを頼んだのも自分の気持ちをルチルに知らせることで牽制の意味があったはずだとつい穿った見方をしちゃうけど。そういう意味で私の中では今のところリナリアは生前も死後も嫌な女認定確定っす。今後の展開で何か変わるのかもしれないけど、それも含めて物語の終幕まで付き合いたい。
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