「こじらせ龍のつがい探し~社畜が異世界で見初められました~【電子書籍限定版】
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こじらせ龍のつがい探し~社畜が異世界で見初められました~【電子書籍限定版】

海野幸/るびる

攻めがいじらしくて可愛い

ネタバレ
2026年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。ブラック企業で働く飼い慣らされた社畜の受けが異世界の龍の末裔の番に。事勿れ主義で上司のご機嫌伺い能力に長けた受けが、突然の攻めの番発言や状況に空気を読みまくるのが面白かった。攻めの機嫌が悪くなるのを察して、人間より怒らせたらヤバそう!となり「あまりに光栄なお話に驚いて声も出ませんでした、末永くよろしくお願いします」と即座にお太鼓持ちになったのに笑った。しかも呑気に(上司より話がわかるタイプだな)とか思っている。そしていずれ本物の運命の番じゃないとばれるだろうが、誤魔化せるうちは問題を先延ばししよう(龍は長生きだし相手もまだ子供だしバレる前に自分の寿命が尽きる可能性もある)となる。そうやってその場その場で求められる返答を取り繕って生きてきた受けが、自分の意思で攻めのために何かしたい攻めを守りたいと自我を取り戻していく様子が良かった。実年齢は100歳超えなんだけど幼い見た目で癇癪持ちの不憫なお坊っちゃん攻めが可愛くて、受けの庇護欲が掻き立てられる気持ちがよくわかる。どうして誰もこの子をちゃんと見てあげないんだと自分の子供時代と重ねて憤る受け。攻めを守りたいという立場に立って初めて、自分の母親の視点に思い至る展開も良かった。
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