さみしいマモノと偽勇者【単行本版】【シーモア限定おまけ付き】
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さみしいマモノと偽勇者【単行本版】【シーモア限定おまけ付き】

鹿島こたる

善悪を知らない孤独な魔物

ネタバレ
2026年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。その時々で勇者や大僧生、賢者を騙り自分でも解決出来そうなしょぼいトラブルを大仰に解決(畑を荒らす害獣をメチャ強魔物に装って退治したり)しては村の素朴な美少年と遊んだり報酬を得て暮らしていた流れ者の攻め。そうやって功績?を積み上げた結果、ガチの魔物被害をどうにかする羽目になってしまう。攻めの子悪党感が愚かで可愛い。一方問題の魔物は聞いてた話とはちょっと違う。家を壊して脅かすと何でもくれるんだよね〜便利なところだと朗らかに言ったりはするものの、それも全ては無知からくる倫理観のなさに見える。受けがとても可愛い。そんな孤独で何も知らない受けと共に暮らして受けに人の暮らしを教えていく。絵本を読み聞かせされて、自分が物語に出てくる悪い魔物で攻めが無理やり攫ってきたお姫様なんだと気付くシーンが切なくて好き。最後に二人が穏やかに人の集落に溶け込んで暮らしている姿が微笑ましい。おまけの魔界旅行のエピソードでめっちゃ笑った。闇たまご(殻が黒い温泉卵)に感謝。
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