このレビューはネタバレを含みます▼
久々にガツンとくる神作品に出会えました…。
他レビューの方もおっしゃってますが、少しでも気になった方はネタバレなしで是非読んでいただきたいです。
以下ネタバレ
最初こそラブコメ要素強いのかなあと読んでいたのですが、そうじゃなかった…!!
部下達から発せられた寿命問題をぶつけられて、シリアスモードが一気に来ましたね。
焦ったくもゆっくりと歩み寄りつつあったQにとって、別れが直ぐそこまで来ているなんて思いもしなかったと、慌てて指輪を探す姿に気付けば泣いてました。
そしてずっと勇者の事を煙たがっていた部下達も、Qの想いを汲んで一緒に指輪を探してくれる。
もちろんQへの想いが一番なんでしょうが、勇者への態度の軟化の理由は勇者自身の愚直さもあると思います。
寿命が短い人間が、長い歳月をかけてQに会いにくる。
そうやって勇者の清廉な姿を見続けたからこそ、憎しみがあっても歩み寄ろうとしてくれたように思えます。
ようやくわだかまりがなくなったと嬉しいのに、時間がもうないと分かって、しんどい状態の私にさらなる追い打ち過去回想。
守る為に、平和にする為に。その為ならばと苦しくも魔物に剣を振るう勇者に救いはないのかと言わざるを得ない。
自らの命を投げ合ってまでQに秘薬を口移しで飲ませる。切なすぎるキスにこのあたりから一度は引っ込んでいた涙が滝のように溢れ出しました。
勇者が尽きると共にQもまた後を追うように倒れ、きゅーちゃんが目を覚ます。
二人を思い涙するきゅーちゃんの姿に、読み返すたびに涙が止まらない。
ここで終わっても悲しいけれど、物語としてこんなに心掴まれる事はそうそうないので満足ではありましたが、やはりハッピーエンドでしか得られない満足感もまたあるというもので…。
仲睦まじい二人ときゅーちゃんの姿に、長い時を経て幸せになってよかったねぇ!の嬉しい涙。
久しぶりに泣きまくりました!!大満足の一冊。
純愛最高です…。