鷹虎くんとオメガたち【単行本版】
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鷹虎くんとオメガたち【単行本版】

朝田ねむい

面白いけど

ネタバレ
2026年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガたちの多様な生き方や考え方が描かれている点が新しいし面白いと思いました。それぞれが異なる価値観を持っていて、単純に「これが善でこれが悪」という形に落とし込まれていないところに魅力を感じます。
ただ、事前情報一切無くよくあるBL漫画のつもりで読んでしまったので個人的には結構しんどかったです。作中で描かれる差別的な言い回しがXで見るような男女論界隈と重なりすぎていて、リアリティがあるからこそ共感が集まって読者に刺さる作品だと思う反面、フィクションとして楽しむには少し生々しすぎると感じてしまいました。
一般的な設定では強者側として描かれることの多い男性がΩであるがゆえに虐げられるという点はさまざまな物語が生まれやすく、オメガバース(BL)というジャンルの面白さの一つだと思います。しかし、それにしても本作はα=現代男性、Ω=現代女性みたいな風刺的な印象がかなり強くて、オメガバースを読んでいるというより現代のジェンダー論争を見ているような感覚になりました。
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