政略より愛を選んだ結婚。 後悔は十年後にやってきた。(分冊版)
」のレビュー

政略より愛を選んだ結婚。 後悔は十年後にやってきた。(分冊版)

大庭ジョルジョ/つくも茄子

令嬢ざまぁ系なのにホラーチックww

ネタバレ
2026年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『真実の愛』に目覚めた王太子側の視点で進む物語。
よくある愚かな王太子ではなく、主視点で進むだけあって、ちゃんと彼なりのバックボーンもしっかりしているので、ストーリーに入り込みやすい。

あまりに優秀過ぎる婚約者を持ってしまったせいで、自己肯定感がマントル掘っちゃって性格捻くれちゃった王太子。
でも彼本人が努力しない馬鹿なわけではなく、王太子になるべく彼自身もちゃんと努力をしてきた部分があることは、片鱗を感じ取れる。
王太子が勝手に自滅するシーンの連続だけど、別に誰かが何か手をくだすわけじゃない。
でも、王太子は婚約者に敵わなかったし、きっとずっとずっと比較され続けてたんだよね。
王太子として求められる最低限の知性と努力が見え隠れするのと同時に、偉大過ぎる婚約者のせいで捻じ曲がってしまった性根が溢れ出してて、人間の愚かさを如実に表現している作品。

ざまぁと悔恨のシーンが多すぎるのと、作者様のタッチのせいなのかな?
人の醜悪さが、表現にも絵柄にも煮詰まり過ぎて、いっそホラー作品読まされてるのかと錯覚するレベル。

王太子が本当のざまぁをされるまで、続きも楽しみにしています。
いいねしたユーザ91人
レビューをシェアしよう!