嫌われ令息ノエル・ヴァレンタインは一途な愛に気づかない 死に戻りの世界で運命だと言われても
社菘/aio
このレビューはネタバレを含みます▼
何者かに殺されて死に戻り、冷たかったはずの攻めの態度が変化して…というところは良かった。攻めは冷たいけど明らかに受けの周りのアルファに嫉妬している描写もあって両想いだろうことは察せるし、鈍感(?)な受けが未来を変えるために斜め上に頑張るせいでこじれていくのも良い。
ただ後半が…犯人は自ら詳細に自供するタイプで事件解決の面白さはないし(まあミステリではないから仕方ないのか)、犯人グループが揃って自●してしまうのもあっさりしすぎ、主人公たちのすれ違いも不器用さ故にではなく呪いのせいだった、その呪いも努力ではなく偶然の出来事により弱まっていた、というオチで前半の美味しいところを期待とは別の方向で回収されてしまった印象。
あと、ストーリーとは別でもったいないと感じたのは、登場人物の心理を直接的に解説のように書いてある部分がちらほらあったこと。これは好みによると思うけれど、小説だからこその、登場人物の言動や情景描写から読者なりに解釈してその人物の想いを察する、という味わい方ができなかった。
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