このレビューはネタバレを含みます▼
【表題作】高校生が、自分の置かれた状況の中で、大切な人のために悩んで苦しんで、片方は常に自分を後回しにした選択をし、片方はそんな優しい相手の心を感じて、どうしたら二人でいられるかを真剣に考えて考えて答えを出す。二人が蜜月の幸福の絶頂と、それが壊れるような苦しい時を体験し、大切だから離れようとしたり、どんな言葉を受けても絶対守ろうとしたりする。真剣に恋に向き合い相手を思って行動する姿が切なく美しくて、目頭が熱くなりました。相手を思う気持ちは恋より愛に近い。切ない意味のこもったタイトルだけど、二人が幸せな形を見つけられて本当に良かった!情感的で緊張感を孕んだ作品の空気が切なく美しい。
※「職員室の秘めごと」に出てきた生徒の話。
【臆病虫の恋】こちらも面白いです!大人びた樹が、10も上なのに泣き虫なトールが可愛くて、大事に包みこむ愛し方が良い。泣き顔にキュンとする樹と、翻弄されながらも喜んでるトールの、ちょい変わった二人の幸せな世界。