カドのまるいさんかく
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カドのまるいさんかく

村上キャンプ

たしかに角は立ってはいないけども・・・

ネタバレ
2026年7月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学の同級生で親友の佐久間と藤井。
いつもつるんでいた藤井がバイト先の酒屋の跡取り息子・加地と付き合いはじめる。最初は戸惑っていた佐久間だが徐々に男同士の関係を受け入れるようになり自分も藤井を意識するようになっていく・・という展開。

加地さんが本当に良い人。
藤井が不安を感じた時もきちんと将来のことを考えて話し合おうとしていたのに、藤井は自己完結して一方的に別れを切り出して自分勝手だな〜と思ってしまった。まぁ恋の始まりの浮かれた頃を過ぎて冷静になったら先のことが怖くなったのかもしれないけど、ホントその理由は「最初から分かってたことじゃん!」としか言えない。
なのに加地さんは藤井のこと全然悪く言わずに自分を責めるなんて歳も1歳しか違わないのに大人で人間が出来てるわ〜。

藤井が加地さんと付き合わなければ佐久間は藤井のことが気になりつつも男同士で付き合うという選択肢があることに気づかないままだったかもしれないよね。
佐久間に自分の気持ちに気付かせ二人をくっつけるために登場したような、まさに”当て馬”な加地さん。でも単なる当て馬にするには良い人すぎるのよ。
確かに角は立たず丸く収まった形の三角関係だけども、この円満な結末は加地さんの人間性あってこそ。
その後加地さんも幸せになったようだけど、そのエピソードがあまりにもアッサリ描かれ過ぎでそこに至るまでの加地さんの覚悟や苦悩や葛藤などの色々を蔑ろにされたようでモヤモヤしました。当て馬が良い人すぎると肩入れしちゃうから考えものだな〜。
星4.5
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