拗らせ令息はクズ沼から抜け出せない
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拗らせ令息はクズ沼から抜け出せない

門沢実和

クズ攻めというより虚無攻め

ネタバレ
2026年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ クズ攻めと聞いていたので、もっと感情を揺さぶられる展開を想像して読んでいました。

でも蓮沼(攻め)が終始あまりにも無表情で、赤面どころか顔色ひとつ変えずに倉成(受け)と接するので、この人、本当に恋してるのかな?いつ好きになるんだろう?ロボット?と思っていたら、そのまま物語が終わってました笑

最初のえっちのときは、まあクズだしこんなものかと思っていたのですが、過去回想が描かれたら、そこまで能面になる理由なくない?となり…もっとクズらしい掘り下げや転換が来るのかと思ったら、そのまますんなりハッピーエンド……え?

蓮沼はやればできるのに手を抜くタイプらしいが、その設定が恋愛にもそのまま反映されているのか、最後まで少し分かりづらかったです。そこは手抜いちゃだめなとこなのに。

倉成は表情も感情も豊かなので、そのぶん蓮沼の淡白さがより目立って見えました。倉成の好きを100とするなら、蓮沼は30くらいにしか感じられず、温度差が最後まで埋まらなかったかな…。

個人的にはクズ攻めというより虚無攻めという印象でした。
最後がハッピーエンドじゃなければ、むしろ蓮沼のことが分かった気がするのに。逃げるのをやめたなら、もう少し本気で倉成と向き合う姿を見せてほしいぞ蓮沼。本気になれないなら逃げろ蓮沼。どうなんだ蓮沼。
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