ある日突然、夫が愛人を連れてくるものですから…
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ある日突然、夫が愛人を連れてくるものですから…

カイコユキ/七瀬菜々

豚に真珠(あるいは猫に小判)

ネタバレ
2026年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題から止まらなくなって続きを購入した話。この男の無神経レベル数値、振り切れてます。
皇后になるべく教育を受け育ったシエナ。アホじゃないんだから無邪気なまんまで居られる訳ないだろ。流産や不妊に抉られるだけじゃなく、夫の的外れな慰めや周りからのシエナ批判も。シエナが夫を愛してなければまだ救いはあるのになぁ…アーノルドの理解は極めて浅い。恋に恋する年頃かよと思うくらいにだ。
そんな土台がありながら陛下のした事はマジで罪深いと思う。世継ぎの悩み7年間だぞ?一番の理解者で当事者でなければならない夫がどこか他人事。楽観的にもほどがあるわ。この架空の国では「世継ぎ無し=離婚or愛人に世継ぎを産んでもらう」しかないのなら、ほんと詰んでるんだよね…どちらをとっても幸せとは言えない、究極の選択だよね。それ、分かってんのか?と思うんだわ。
シエナの覚悟は義母の影響が大きい。「信じすぎる陛下」の対岸に立つしかなかったシエナが不憫でならん。それを一番分かっていて欲しい夫に、逆に生き方への説教をされたシエナの絶望感たるや。「あんたがアホだからだよ」って代わりに言ってやりたいわ。
眼鏡君の申し出が例え打算でも陛下よりはマシだと思うわ。(多分恋してるっぽいし)
義母は率直な思いやりもシエナに与えて欲しかった。亡き先帝も無神経だったから云々…ただ一人皇后としての辛さを少しは分かち合える存在だったものが、あそこでひとつ諦観するよね…アレをそのままシエナに言う=「貴女も私同様に我慢or諦めるしかないわよ」と言われたも同然。例え通じなくても息子には一言物申してやるとかないんか?シエナは義母と先帝の様になりたい訳じゃないんだよ。シエナのしあわせを願いつつ…とザマァは相反する事ではあるのだが、この頭悪すぎの頼りない男にシエナの哀しみと苦しみを心の底から思い知って欲しい。それを経てからでないと、シエナの隣に立つのも寝るのも生きてくのも許せないのだが、ギャグパートは面白く、買って後悔はなし。個人的にはシエナのしあわせが見たい!見届けたい。
⚠️追記。原作読んだら義母が赦せんレベルの事やらかしてた…お前よくもシエナと普通にしてられんな?!と。シエナの精神もよく留まっていられると思うわ。償いは無理だよ…それでも夫の事は愛しているんだから尚更地獄…
個人的に、どの悪役よりも酷いと思ったわ。
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