世界が始まる朝に海を見た
」のレビュー

世界が始まる朝に海を見た

泡山わわ

タイトルが素敵

ネタバレ
2026年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 積読から。
購入したときはもっと評価高かったと思うのに久しぶりに見たら評価が下がってる〜。試し読みで期待して購入したけど期待ほどじゃないってことなのかしらと不安になりながら読み始めたら・・・すっごく良かった!

海が見える駅のホームで出会った碧と湊。
高校生の碧と弁当屋で働く湊は全然違う境遇だけど二人とも人に言えない辛さを抱えていて徐々に距離が縮まっていくという展開です。
子供にとって親は自分の世界の大部分で、どんなに辛くても囚われてどこにも行けない何もできないと思ってしまう。
そんな中で自分とは全く違うタイプの人と出会って、今とは違う世界もある・自由になれる・前に進めると思えた。そんな人生を変える出会いだったんだろうな。
二人とももちろん相手によって心を救われたのだろうけど自分の力ででちゃんと前に進んでるし、二人が救われる過程でどちらかが闇落ちしたり辛い目に遭ったりしない。切ない展開もあるけど、二人の関係にはキラキラした水面みたいな青春の輝きが感じられます。
綺麗な情景が目に浮かぶような描写で映像化しても素敵だろうな〜と思いました。
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