艶やかな刻印
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艶やかな刻印

東野裕

攻めの愛の力強さ

ネタバレ
2026年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「初恋」→本作。初恋のスピンオフの本作の方が特に好きです!高校の後輩だった司が、憧れの先輩の恒平に向ける愛が本気で揺るぎなく、政治家の息子だったために反対勢力の雇ったヤ◯ザに吐き気がするような酷い行為を受けた恒平を命懸けで助け、そして消えた恒平の行方を捜し続け、見つけてからもずっと守り続けている。まだ高校生だった自分が恒平を最初のヤ◯ザの行為から守れなかった戒めと共に、悪どい政治家のいる世界で、守るための力をどんな手段を使ってもつけてきた、地に足のついた司の努力がリアルで力強くて、一途な愛の本気度が響いてきます。ヤ◯ザに襲われるまでは、真っ直ぐ信じるままに行動出来た魂の綺麗な恒平。恋愛も結婚も諦めた恒平に、昔も今も変わらない、変わらず綺麗で憧れの存在だと告げる司の力強い愛は、おぞましい犯罪と絶望の世界から恒平を光の世界に救い出す強い光を放っていて、作品の中で強く惹きつけられます。司の何にも屈しない一途な愛が、恒平に前進する力と愛の幸福を与え、高校の時に恋に落ちていた二人が長い時を経て結ばれる展開もドラマティック!醜い世界と美しい愛の対比が鮮やかな、読み応えのある素敵な作品でした。すごく良かったです。
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