恋なんて忘れてた【電子限定描き下ろし付き】
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恋なんて忘れてた【電子限定描き下ろし付き】

山路伴

あれは恋だった

ネタバレ
2026年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初恋って感じ。2人とも、特に攻めにとって誰かを愛したり、恋することがまだ日常から遠いところにあったんだと思う。高校卒業と共に疎遠に。切ない。
でも、いろんな人と知り合って、たくさんの人との出会いを経ても色褪せない思いってあるよね。それに気づけたこと、また出会えたことに運命を感じる。とても絵柄が好きな作品です。なんか、優しい気持ちになれるお話でした。
受けと攻めが早速ホテルに入って行った時はえ!?って思ったけど、安心してください。この攻め、ちゃんと手順を踏んでくれる攻めでした。というか、まずアレって告白だったんですか?という直球すぎる質問…ここで何言ってんだよ〜とかはぐらかすことも出来ましたが、2人とも真剣にお互いに向き合います。この辺の流れ好きですね。高校生から大人になったんだな〜って思う瞬間。
もう、先輩面して後輩にちょっかいかけてた受けじゃないし、派手めな先輩に付き合ってあげる真面目なだけの後輩くんでもなくなった。寂しいわー冒頭のあの2人の関係性も好きだったので、あのまま受けが成長して、もっと受けが小悪魔的に攻めのこと翻弄して、攻めのこと困らせている図も見たかった。学校という先輩後輩という型にはめられていたあの時期だけの不思議な距離感だったのだな、と思う。
受けが思っていたよりも小心者というか、臆病で告白の返事すら聞く時間をかけられないほどに思いが切実だったのを感じる。見た目は綺麗系で、図書室の扉開けた瞬間攻めが一度は閉めようと思うくらいには存在感のある受け。でも中身は見た目ほど派手じゃなくて、お話も2人が仲を深めていく様子をわりと淡々と綴っています。その空気感がとても良いです。
攻め高校生の時、今ほど垢抜けてなくてやや芋っぽいんですが、私はそっちの方が好きだったー!!!でも、中身はあの頃のまま真面目で優しい攻めです。大学生になってから受けの気持ちに気づくようなもの慣れなさも好きだ。肉ばっか食べてる健啖家なところなんかギャップ萌。
一つ一つが丁寧に描かれている作品だと思いました。
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