蜜と劇薬
」のレビュー

蜜と劇薬

桜小路かのこ

良くも悪くも少女漫画的な

ネタバレ
2026年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ピックで上がってきてたので、無料分を。
こういう裏社会と通じてる系漫画は普段青年誌の骨太設定を読んでるもんで、どうしても描写の軽さや陳腐な感じが否めないんですよね…。そしてこういうヒロインは大体頭がお花畑なので、そこにもアホかと思うわけ。
個人的に少女or女性漫画でソッチ風味を読むならコメディ寄りの作品又は恋愛に全振りした方がまだ違和感なく読めるかなという気がします。
土台が少女漫画であるから恋愛要素は当然。そこにサスペンス要素が並行していく。大筋の流れとしてはシリアス寄りなんですよね。ストーリーに大胆さを取り入れたいのかもしれないけど、ヒロインは大会社の令嬢で病弱で昔から護衛男と同居&身の回り全てお任せ恋にも無自覚(なんでいつもそうなん?)。妙齢になると実家の豪邸が火事で(放火の可能性も大いにあり)両親が死◯、何故か末娘で病弱で無知なぼんやりヒロインが相続。交流なしの婚約相手有りの定石。その護衛一族による乗っ取りの疑い➕兄姉親族が当然絡む。ヒロインの体調が謎に回復してきたりと、同居男による長期にわたる何らかの摂取とその中断を思わせる。どこまでも大風呂敷広げまくってんな〜…という感がすごいんですわ。短期間に解決しない謎を一気に散らされ過ぎると、私のような、噛み砕きながら推察しながら読むタイプは疲弊してしまう。
事はどんどん壮大になっていきそうな布石をばら撒かれてはいるのですが、わたしには何故かハマらない。そこには絵柄の幼さと人物像の乖離、描写や画力の拙さ、浅慮感のある裏社会の描写等がいちいち思考を邪魔してくるから。母屋の火事もボヤくらいに見えたわ…そもそもこんなに何にも知らない、知ろうとしないまま同居男に全て依存してきたヒロインに何の感情も湧かなかったです。
人気の作家様らしいので辛口で申し訳ないが。
裏社会(刺青含)シリアスを描くならそれなりに納得出来るリアリティを感じたい。描き分け心理が、アキラが陰でにやぁ…って悪笑みするだけなんだもんなー…
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