「魔物の花嫁【コミックス版】
」のレビュー

魔物の花嫁【コミックス版】

山冨

迷わず全巻買いすべし!!

ネタバレ
2026年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ えっ?これTL作品だったの?というくらい芯のあるストーリーです。転生ものなのに、明らかに他の作品とは趣が違います。『美女と野獣』のエッセンスを取り入れた物語は、オリジナリティで分厚く肉付けされて大きく展開していきます。
ヒロイン「花」が転生(召喚?)した世界で出会った運命の対(つい)「吸血鬼ブラム」。この二人がめちゃくちゃ魅力的なキャラなんです!!
エロシーンもかなりよくて…ちゃんと物語の中に溶け込んでるので「そればっかじゃん…」みたいな虚しい気持ちにはならない。絵柄も綺麗だし、画力もある。どの巻も愛を感じられて濃厚…丁寧で満足度が凄いです。当て馬的キャラの「フローラ」はよくある意地悪キャラでは無く、花の母であり魔女だったブルーベルの失踪後に、残された家族が森で拾って育てた娘。ちゃんとブラムにフラれるのでそこは安心…なんだけど。
花が異世界に転生した意味は、その世界がフェイトという存在を欲したから。
フェイト(運命の対)とは、千年に一度の存在で「吸血鬼と人間」の対と決まってて、その二人が集い体液を交わすと世界に大きな変化が現れるという設定。
経緯としては
胎児の花→母の願いで魔法の無い世界に(日本)転生
大人になった花→元居た筈の異世界に呼び戻される目的で転生
どちらもブルーベル(花の母)によって成された事。色々あって当時お腹にいた花(フローラになる予定だった)を守る為にした事は「この世界の禁忌」であり、その罪と引き換えに身体を失ったブルーベル。
本来「花=フローラ=フェイト」の筈が、胎児の花は別世界へ行き再び戻されたが、家族がやむなく拾った赤子を「フローラ」と名付けて育てちゃったもんだから、ヒロインが二人になるという“歪み“が様々な面倒事を生じさせるというストーリーです。複雑だけどよく出来てる。
6巻では花に魔力がある事が判明し、花=魔女?との疑惑(母→娘へ魔力の受渡?)から、フェイトの定義である「吸血鬼×人間」に花は符合しないのでは…という問題が生じた模様。謎と不穏な空気が漂いつつの二人のエロパートは甘く切なく、最高です。抱き合うシーンが全部文句なくエロティック。花もどんどん積極的になるし、ブラムの反応もいい♡可愛いぃ…
TL作品に対してこんな熱量を持ってレビューした事は無いので自分でも戸惑っています笑
読んでみて!と堂々お勧め出来る作品です。
いいねしたユーザ10人
レビューをシェアしよう!