「キミガイルセカイ【マイクロ】
」のレビュー

キミガイルセカイ【マイクロ】

三つ葉優雨

自分のいる世界を求めて

2026年8月30日
異世界ブームのなか、ほとんどすべてが同じ違う世界に入り込むというのが新鮮に感じられる。2つの世界の違いは、主人公・黒男にとっていちばん大切な風花が生きているか、いないかということ。風花を死なさずにすむにはどのような態度、行動をとるべきかを考える黒男だが、徐々に自分に正直に生きることを考えるようになる。彼の気持ちの動きが丁寧に描かれている。彼自身が言っているが、親もいない祖母もいない1人っきりの黒男が、無意識のうちに自分のいる世界、居場所を求め探すことにもつながっていく。
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