「遠い日の陽 横谷加奈子短編集
」のレビュー

遠い日の陽 横谷加奈子短編集

横谷加奈子

すごく良い

2026年8月31日
「遠い日の陽」
「富めるひと」
「麻子の恋人」
「あなたも星になれる」
「友達の葬式」
「毎日好きと言えたら」
以上6編入り。
作者によるあとがき(各話解説)と鶴谷香央理さんによる解説付き。→こちらも良かったです。
あとがきに、製作中お世話になったとして 意志強ナツ子さん、城戸志保さん、ヒロタシンタロウさん と表記あり。

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どうしようもない自分の孤独感にも寄り添ってくれるような気がした。圧倒的にそこでした。
全編 穏やかでない展開になりそうなのに、そうはならなくて、その揺らぎの様な読感が少しずつ確かなぬくもりに変わっていく。
やさしさや愛おしさ、人間らしさが全体に横たわる。
また、画面(絵)の薄暗さや仄明るさは、嘘、後ろめたさを表現するのに充分すぎる効果あり。

全編良いが、特に表題作「遠い日の陽」(2023年モーニング月例賞)。途中で胸に込み上げてくるものがあり、堪らなくなる。

あと、全編共通して展開にひねりがあってエンディングは少しの意外性があり、波立つ様に終わる。そこもすごく良かった。

また是非、作者さんの本を読みたいです!
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