愛玩 ~契約からはじまるラブロマンス~
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愛玩 ~契約からはじまるラブロマンス~

立花実咲/nira.

相手役の男が不器用過ぎてもどかしい物語

2015年8月28日
エリート弁護士の男にお金を貢がれ、ホステスである主人公が彼と「愛玩契約」というものを結ぶことになるところから物語が始まるこの作品。
この作品の面白いところは、この弁護士の男が、主人公のことを好きなくせしてそのやり方や気持ちの伝え方がとても下手であり、主人公と気持ちがすれ違ってしまっているところと言えます。最初から主人公はこの弁護士のことがとても好きであり、つまりは両想いなのにもかかわらず、なかなか気持ちが通じ合わない二人に読んでいるこちらがもどかしい気持ちになります(笑)
個人的には、ラストの弁護士の男の必死な告白シーンがとても好きです。「まあ正直……必死すぎて照れくさい」という台詞には不覚にもキュンときました。
歳上男性に貢がれるお話が読みたいという方にぜひおススメの作品です。
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