開いてるドアから失礼しますよ
」のレビュー

開いてるドアから失礼しますよ

山田ユギ

ますます山田ユギさんを好きになりました

ネタバレ
2015年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山田ユギさんのドアシリーズ第2弾。
「最後のドアを閉めろ!」に続いて本田兄弟の長男と次男のお話。ちょっと前に近親相かんを普通に書いてる作品を読んで「受け付けられない…」って思ってたので、大丈夫かな〜と心配だったのですが、「最後のドア〜」が面白かったので、読んでみました。
良かった!!そりゃこうじゃなきゃ。
「最後のドア〜」に続きしっかり笑わせてもくれますが、前回よりはちょっとシリアス度が増します。三男が帰って来た所、泣きそうになりながらも「うわーなにこれ!なんでこんなん思い付くん⁉︎」っと感銘しながら読みました。本当山田ユギさんすごいです。そうなんだよな〜、灯台下暗しと言いますか、なんでもない所で我に帰らされるというか、思い知らされたりするんだよな〜と、非常に心打ちのめされました。
後、最後に収録されてる短い作品「小間使いの日記」が、むちゃむちゃ良かった…。本当良かった…。ここでも最後手紙破るのは私思いもよらなかったので、ここも泣きそうになりました。こんなに短い作品なのに読みごたえありました。本当山田ユギさん、すごいなぁと思いました。
山田ユギさん、ますます好きになりました。
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