なんか気になるんだけど…

この作家さんの作品は2つ目。前回は、お話は好きだけど絵が…って印象。
今回のは短編集、3つのお話が入ってるのですが、表題の話のカップルの話がすごくいい。4話構成になっていて、まぁ実際にこういう経験してると「美化するな」という所はあると思うけど、でも良かった。あそこで終わるのせつないなー…余韻が残る。ラブラブの所迄書いてとは言わないけど、再スタートする所は読みたくなる。阿部君には絶対幸せになって欲しい。今回絵もまったく気にならなかった。むしろ良かった。おっさんのダッシュは可愛いくて本当笑った。つくづくお話って大事だなと思った。
2つ目は学生の話。終わり方がちょっと「えー？」って思った。ま、こういう終わり方を狙ってるのかなっとは思ったけど、もう落ち着いちゃった所で、特に先も気にならないけどでも話は終わってないって所で終わってるので、ちょっと訳解らず。私にはあんまりこの終わり方に魅力はなかった。お話というか描写は好きなんですけど。
3つ目は外人の話で短編中の短編って位短い。話はまぁ好きな方なんですけど、私は何故かBLでは外人ものはダメみたいで、これもあんまりでした。
西田さんのは、いつもなんかハマりそうな感じがして期待するんですが、期待し過ぎなのか外れちゃう…って1話目はかなり好きなんですけど。今迄の印象として、終わり方が「え、ここで終わり？でもだからいいんだー」って所にしてる気はするんですが、こっちはそこまで盛り上がってなかったり、盛り上がってても落ち着いた所にもぅ来てたりして、そんなに気にならない所で余韻持たせて終わる気がして、消化不良。そんな気にならないけど、ちゃんと終わらせてみたいな。後、せっかくのポイントのシーンなのに「え？ここまでしか触れないの？」感を感じる。1つ目を読んで思ったけど、短編向きの方ではないのかな？と思った。1つ目は長い分、すごく丁寧に書かれてて、話とか気持ちがよく解るから、ポイントの所でこっちはぐいぐい引っ張られて、色んな場面が印象に残って、登場人物に共感して肩入れしてるから、あの終わり方は余韻が残ってなんとも言えない気持ちが残る。
1話目好きなのと阿部君へのエールで顔画像プラスです。
今度はこの作家さんの長編読んでみようと思います。